注文住宅でこだわりの家を作っていくとき、自分のライフスタイルに合ったいい設備を造作で作りたい、という希望はよく聞きます。しかし造作家具はデザインが良い代わりに金額が高いという問題があります。金額が高くなってくるのは、個別に制作する手間がかかるため、材料費だけでなく大工さんの手間もそれぞれかかってくることにあります。
そもそも造作家具を行っていないという建築会社もあります。建築会社が造作をやっているかどうか、さらに予算内に収まるかどうかは、造作家具を依頼するためには大きなハードルです。
その悩みに真摯に向き合い、オリジナル家具を作ることで希望を叶えるように工夫している建築会社から話を聞きました。
岐阜で「シンプルでおしゃれ」な注文住宅を建設するシンプル工務店が提供しているオリジナルの造作洗面台です。三面鏡になっていて、収納棚も鏡の内側に付属。幅は120センチと広く、洗面ボウル横に化粧品や整髪料等を余裕もっておくことができるスペースがあるので、生活することを前提にした、使いやすい仕様になっています。
シンプル工務店がどうやって安く、おしゃれな造作洗面台を提供しているのか、その秘密を担当者に直接インタビュー!洗面台に詰め込まれた工夫を詳しく聞きました。
おしゃれな家づくりをウリにしているシンプル工務店では、これまでかっこいい洗面台、おしゃれな洗面台にしたい!というご要望が多く寄せられていました。
そのご要望に応えるため、元々あった高性能なユニット洗面台ではなく、お手頃な価格でおしゃれな洗面台をオリジナルで作ろうということになったのです。
どんなデザインにするかは、難しい問題でした。特に洗面台は毎日使用するものなので、デザインはもちろん使い勝手や収納力が重要です。おしゃれでなくてはなりませんが、どんな人でも使いやすいデザインにする必要があります。さらに、追加料金ができるだけかからないようにするために、金額を抑える工夫が必要です。サイズ・使用する素材を規格化していかなくてはなりません。
できたオリジナル洗面台は、幅120センチと広く、のびのびと使うことができます。よくあるサイズが90センチなので、30センチも広いことになり、この広さの分、作業台としてや物を置くスペースに使うことができます。洗面ボウル横に化粧品や整髪料を置いたり、インテリアを置いてもよさそうです。設備としては、3面鏡、間接照明、鏡の内側にある収納棚、さらに天板下の収納があります。
造作の良いところは、自分好みでき、空間に合わせて調和できるところです。この造作洗面台では、サイズは規格化しているものの、好みに合わせて選べる部分も残っています。
例えば天板の色や扉面材の色、下部収納扉の取手の種類を選べます。さらに、天板下の収納を開き戸か引出式か選べます。部屋や好みに合わせて色を調節することで、よりこだわり抜いた内装を楽しめる仕組みになりました。
また、このオリジナル洗面台以外にも、各メーカーの商品を組み合わせた造作洗面台も可能です。その際はぜひ問い合わせてみてください。
シンプル工務店は「デザインは引き算だ」と、シンプルであればあるほど長く使えるとしています。洗面台も要望が多いものをシンプル工務店で洗練させて、使いやすい設計を行うこともあるそう。オリジナルのものを使ってもらうのが一番「キレイ」だということです。
無駄をなくしたシンプルで格好いい家にするため、シンプル工務店ならではの工夫について聞いてみました。
「あまりコテコテさせない。はやりすたりのものを選んでしまうのではなく、30年40年と好きでいられるために、シンプルにするという理念です。使いやすいものもシンプルなものが多いように、普遍的なデザインはある程度決まっている。無駄をそぎ落としたようなデザインを目指しています」
とことん無駄を抑えたシンプルな家づくりが特徴のシンプル工務店。
住宅の形はいたってシンプルなので、建材の種類も絞られます。このため仕入れ単価を抑えることができ、大幅なコストカットが可能に。
さらに過度なデザインの家をやめることで職人の手間も減るため、住宅の低価格化をより実現しやすくなります。安くなる分、そこに住む家族が趣味や子育てなどにお金を使うことができるようにとの願いが込められています。
1階と2階にそれぞれ設置されるトイレは、標準でタンクレス、かつミニ洗面台付きです。
4時間で2.5℃以内に温度低下を抑える「まほうびん浴槽」です。省エネに効果的なお風呂で、標準仕様の浴室暖房乾燥機が付いているのも魅力。またTOTOの浴室を選んだ場合は、ほっカラリ床(通常の床よりも柔らかく冷たく感じにくい床)も標準仕様です。
シンプルで清潔なダイニングは自然と家族が集まりホームパーティーに。
2階の広いベランダでピクニックもできるでしょう。玄関は標準仕様のカードキーです。